妊婦さんの腰痛について

妊娠してから腰痛になった方。以前から腰痛でさらに痛みがつらくなってお悩みの方。
みなさん、腰痛でつらい毎日をお過ごしではないですか?
実は、妊婦さんの6~8割は腰痛でお悩みです。そこで、妊婦さんの腰痛について、
今回エンジェルサポートマットの開発にご協力いただきました、赤井先生に教えていただきました。

母性・助産学教授 博士(保健看護学) 助産師

赤井 由紀子 先生
大阪大学医学部付属助産婦学校卒業
平成19年4月 四日市看護医療大学看護学部 教授
川崎医療福祉大学大学院医療福祉学研究保健看護学専攻博士後期課程修了
平成24年4月より、摂南大学看護学部看護学科 教授 現在に至る

妊婦さんの腰痛の原因と症状

妊娠すると、妊娠初期には、子宮が大きくなることから腰痛がおこり、妊娠末期には反り身の姿勢から、腰に負担がかかるために腰痛がおこるといわれています。この腰痛は、妊婦さんの6割から8割といわれています。

腰痛がつらそうな妊婦さん

また、更年期を迎える頃になると、肥満や骨粗鬆症の傾向が強くなり腰椎への負担はますます増大します。腰痛は女性の一生に関わる問題ではありますが、必ずしも重要視されていませんでした。

それは、腰痛の訴えが一時的であり、たとえ慢性的なものであってもある程度の休養で日常生活を維持できているためと思われます。
また、女性の一生の中で最大の身体の変化を伴う、妊娠中でも、妊娠の時期が過ぎれば腰痛の軽減がみられる事例が多いため、軽んじられているのが現状です。

腰痛があると、立ったり、座ったり、歩いたり、寝返りなどの動きがスムーズに行えません。そのため、動くのがおっくうになったりします。 この妊娠中の腰痛を少しでも軽くするために、正しい姿勢を保つことが大切です。

改善方法:正しい姿勢を常に心がける

正しい姿勢

  • ・まっすぐ前を見る
  • ・上から引っ張られているつもりで
  • ・肩の力を抜く
  • ・腰を反らせない

悪い姿勢

  • ・肩をすぼめている
  • ・背が丸まっている
  • ・あごが上がる
  • ・腰が反っている

睡眠不足や腰痛に悩む、妊婦さんのためのマットレス

妊娠時のつらい腰痛を緩和するマットで睡眠の質を向上、日常の動作も快適に!

おなかに手をあてている妊婦さん

妊娠中は身体の動きが遅く、なかなか妊娠前のような動きはできません。また、気分が重かったり、あちこち身体が痛いと表現される妊婦さんもいます。できるだけ、妊娠期間を快適に過ごすことは、赤ちゃんの胎教にも良いことだと思います。

そう、お母さんの身体が楽なことは、赤ちゃんにとっても、お腹のなかで居心地が良いことにつながります。そう考えると、何かを我慢することは大切ですが、必要以上に耐えることは意味がないと思います。痛いのを我慢したり、苦しいのを我慢することは、お母さんのストレスとなり、赤ちゃんにもストレスを与えます。

今回、妊婦さんの腰痛を軽くするマットを開発し、妊婦さんに使ってもらいました。

「マットを使った妊婦さん」と「マットを使っていない妊婦さん」に、腰痛の程度を妊娠の中期から末期にかけて、毎回の妊婦健康診査毎に、答えてもらったところ、「マットを使っていない妊婦さん」は妊娠週数がすすむごとに痛みの数値が上がり、日常生活の動作(寝返り、立ち上がり、洗面、中腰姿勢、荷物の持ち上げ、歩き始め、歩くことなど)が困難になり動きにくいと表現されていました。

しかし、「マットを使った妊婦さん」は、痛みの数値の上昇はみられず、日常生活の困難さは認められませんでした。また、マットを使用した妊婦さんは「ぐっすりと眠れる」という結果でした。

このことから、今回開発したマット(エンゼルサポートマット)は腰痛を軽くする効果が認められました。
妊婦さんの腰痛を少しでも軽くして、快適な妊娠生活を過ごしていただきたいと思います。少子の時代、妊娠の時期は一生の中でとても貴重な輝く一瞬です。
この時間を大切に過ごして頂きたいと思います。

(本研究は四日市看護医療大学在職中の成果である)
母性・助産学教授 博士(保健看護学) 助産師 赤井由紀子

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